【陳情提出】ゲーム条例の見直しを求める陳情を県議会に提出してきました

  • 2021年11月23日
  • 2023年6月3日
  • 政治

こんにちは。野中やすおです。

本日、「ネット・ゲーム依存症対策条例(いわゆるゲーム条例) 」の見直しを求める陳情書香川県議会事務局に出してきました。

陳情の理由

条例の「検討」を求めた今回の陳情の理由としまして、
1. 条文で50回以上使われている「ネット・ゲーム依存症」という用語に科学的な根拠がないこと
2. 香川県弁護士会が会長声明としてこの条例の廃止や条項の削除を求めていること
を挙げさせていただきました。

陳情時の様子

陳情を出した時を「KSB 瀬戸内海放送」が報道してくださりました。ありがとうございます。他にも共同通信、毎日新聞、四国新聞、読売新聞の記者の方々が取材をしてくださいました。

KSB

 香川県のネット・ゲーム依存症対策条例の施行から2022年4月で2年を迎えるのを前に、条例の内容について再検討するよう高…

そのほか陳情提出後に新聞各社より取材を受けまして、本条例の問題点、香川県弁護士会の声明の詳細や私の過去にいた職場でも本条例ができたことへの不満の声があった経験などをお答えいたしました。

本条例の問題点(私の考えを含めて)

本条例の何よりも問題点は、当事者である子供たちやその保護者、あるいは子供たちに関わる人々や専門家の意見をしっかりと聞いた上で議論ができていたかが外から全くわからない点です。
本条例は、子供たちの権利を大きく侵害する可能性のあるものですから、当事者や保護者、専門家がどのような意見が出たかについてしっかり公開する、そしてその意見を踏まえてどのような議論を行なったかについてもしっかり公開して欲しいと思います。もしそうしたプロセスを経ていないものであれば論外で、そもそも制定できる条例では全くありません。
最後に、大人としてやみくもに規則を上から押し付けるのではなく、子供たちの自立性や創造性を信じ、その才能や可能性を高めていくことを促進するようなあり方こそ今必要なものではないでしょうか。そしてそうしたあり方を様々な人たちと共に考えていければと思います。求められれば私もどのようなあり方が相応しいかの検討や議論に喜んで参加させていただきます。
どうぞ条例のご検討の程、よろしくお願いいたします。