【イベント参加】リサイクル工場見学会 ~プラごみのゆくえを知ろう!~に参加してきました!

こんにちは。野中やすおです。

本日、高松市環境保全推進課主催の「リサイクル工場見学会 ~プラごみのゆくえを知ろう!~」に参加してきました!!
高松市が主催しているというところが重要ですね(何が重要?と聞かれたら、答えられませんが)。

見学会の目的

この見学会の目的としては、
1. 高松市のリサイクル処理の委託を受けている(株)リソーシズの2つの工場を見学して、家庭から出されたごみはどのように処理されているのかを学ぶ
2. 見学会を通して、これからの生活の中で、ごみを資源にするためには何に気をつけるべきか、ごみを減らすためにできることを学ぶ
とのことらしいです。ふーん。

見学先の企業について

(株)リソーシズは、コカ・コーラグループ(出たよ・・。正確には、四国コカ・コーラボトリングの関連会社?みたい)で、年間20万人分の民間ペットボトルを受け入れてリサイクルしているとのことでした。高松市の人口が40万人余なので、つまり高松市南部クリーンセンターとリサイクルを二分しているとのこと。
そして(株)リソーシズでは、ペットボトル、アルミ缶、スチール缶など合わせて1ヶ月で250トン(少しうろ覚え)を処理しているらしいです。ちなみに高松市の家庭・産業ゴミ全てを合わせた月のゴミ量は10,000トン強、年間13万トン以上らしいです。改めて人口40万都市ってどんだけゴミ出しているんだよと思いますね。

工場を見学してみて

工場に運ばれるゴミの量を物語っているのが以下の写真です。これでもまだ少ないらしく繁忙期の夏場は、この3倍のゴミが溜まってトラックによるゴミの搬入もてんやわんやらしいです。
そしてこの処理ももちろんタダではなく、我々の税金がしっかり使われています。ゴミになる元の原因をつくる企業はその処理費用をほとんど負担することなく、我々がゴミ処理の費用を負担しているわけです。どうなってんだ。この世の中。
ぺしゃんこにしたゴミ。
ちなみに日本のリサイクル率ってご存知ですか? 知っている方も多いかもしれませんが、「20%未満」というのが現状です(もちろん世界の常識としてサーマルリサイクルは、OECDの調査でもリサイクルとして含めていません)。
サステイナブルに暮らしたい

あまり知られていませんが、実は日本は世界一の焼却大国です。 そして、リサイクル率はと言えば、先進国の中でおそらく最下位の…

この理由として、翻訳家として有名な服部雄一郎さんはゴミを「なんでもかんでも燃やすちゃうからだよ」と指摘しています。
ごみの30~50%を占める生ごみが資源化に回れば、リサイクル率は大幅アップします。日本だって、生ごみさえ何とかすれば、すぐに上位国の仲間入りができるのです。
生ゴミをコンポスト化し、リサイクルすればリサイクル率は飛躍的に向上するらしいです。
へぇー。まずはすぐにできそうなところから行政に求めていくべきですかね。これならいくつかの自治体で実例もあります。
Yahoo!ニュース

5月30日は「ごみゼロの日」。1990年代半ば頃、カリフォルニアやイタリアで、環境保護運動を通じて「ゼロウェイスト」(Z…

以前ちらっとパブコメで「デポジット制」導入を求めたことがあったんですが、結局全国一斉にやらないと実効性が・・・。みたいなこと言われてしまったので・・・。
野中やすお
かなしぃ・・・。
EUでは、
EUの各国でデポジット制を導入→リユースやリサイクル率に関して成果が挙がった→現在は段階的に使い捨てプラスチックの使用を禁止
というふうになってきていますが、日本ではまだまだそういった流れには程遠いですね。。。
ちなみにEU圏内のそれぞれの国の中で使い捨てプラスチックの現状がどうなっているかを調査したレポートが以下です。EUとはいえ各国で使い捨てプラスチックに対する対応が異なるのが興味深いです。
とはいえ前述もしましたが、本来企業が処理に負担すべきコストをペットボトルやアルミ缶、あるいはプラスチックを全く使用しない人々も含めてそのコストを負担するのはおかしい!と思うので、デポジット制なりなんなりそうしたコストをしっかり企業に負担させるべき方法を求めていきたいです。
あとは知的障がいの方(私は「障がい」というものは、社会が規定していると思っているので好きな言い方ではありませんが)を被雇用者として採用している関係の話がリソーシズ担当の方から何度か出てきてきちんと適切な賃金を支払っているかとか気になりました。すぐ気になっちゃう。雇用環境に敏感侍。
とまあ、あんまりこんなこと書いていたら今回も申込者が多数のため、抽選があったそうですし、呼ばれなくなりそうな気がしないでもないですが、またこうしたイベントにガンガン申し込んでいきますので、次回もぜひ呼んでくださいね。