【映画視聴】コープ自然派しこく オリーブセンターで『食の安全を守る人々』をみてきました!

こんにちは。
野中康生です。
本日、12/7(火)に『食の安全を守る人々』という映画をみてきました。こちらの映画は『タネは誰のもの』の続編に当たります。
映画の予告編はこちらです。

映画を見た感想

大企業がつくる化学物質や農作物によって、我々の食や生態系が脅かされていることは、本で知識としては知っていても実際に映像で見ると改めて非常にショッキングかつグロテスクなものだと感じました。
残念ながら日本では大企業による規制緩和の要望を次々に受け入れていて、食の安全が脅威にさらされていますが、一方で近年急速にオーガニック食品が見直され始めている始めているヨーロッパやアメリカ、身近な場所では韓国も最初から国がトップダウンで積極的にオーガニックをやろうと言い始めたわけではありません。
映画だとアメリカの家族に山田先生がインタビューをされていましたが、市民の活発な活動が大企業に対抗し、大量の化学物質やゲノム編集食品などに対してNo!をつきつけてきました
昨日映画にも韓国で子ども達が給食を食べている場面が出ていたので、以前田中さんをお招きして韓国でオーガニック給食を実現していったかの講演時の動画を改めて確認。
韓国は、市民運動が活発で早くは1970年、80年代から給食運動を開始してきました。そして今では多くの学校で給食の無償化とオーガニック化を達成しています。これは政府・行政が上から積極的に始めたわけではなさそうです。むしろ日本と同じく業者委託給食をまずは導入したそう。しかし保護者たちの怒りの運動によって少しずつ行政、そして世論を動かしてきました。
韓国はかつて軍事政権を打ち倒し、自ら民主主義を勝ち取った国です。最近も朴槿恵政権をデモで倒し、政権交代も実現しました。こうした経緯もあって市民運動も活発で、日本では尻すぼみになった#Metoo運動などでも成果をあげつつあります。

これから私たちができること

政府が大企業と結託し、もはや市民に目を向けないのなら、農業を守る気もないのなら、我々市民としても黙っておくわけにはいきません! 声をあげてこうした現状を変えていきましょう!
日本は民主主義後進国ですが、幸運にも実際に運動によって変えてきた先進事例は世界に山ほどあります。こうした成果やうまくいなかった部分をどんどん取り入れて私も声をあげる一市民として少しでも変える側として貢献していきたいなと思っています!